スタッドレスタイヤの限界はどこか？

スタッドレスタイヤには万能でない理由があります。
タイヤチェーンが万能でないように。

まずはこちらの動画をご覧ください。


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このシーン次から次へと車が玉突き状態でぶつかっていきます。
合計でおそらく10台やそれ以上が同じ状態になっているようです。

はたしてこれ全部がノーマルタイヤなのでしょうか？

おそらくこの中にスタッドレスタイヤの車もいたことでしょう。


ではなぜ止まれないのか。

理由は、アイスバーン＋深雪あるいは湿雪だからです。


スタッドレスタイヤはスパイクなどの引っかかりを持たず、極限まで水分を排除し摩擦を得、雪面、あるいは氷面に吸い付こうとします。
（タイヤの溝も摩擦を生みます）

しかし、深雪の上でいくらグリップしてても、

その下の氷と雪の接する面が滑っている

のだからお手上げということです。

いわば、雪全体がソリの役目をし、その上に乗っている車は運ばれる荷物のようなもの。

これがスタッドレスタイヤの限界を超えた場面です。
同様のことが表面の解けたアイスバーンでも起こります。

このような状況でも一層の安全を確保するため、スタッドレスタイヤといえども
タイヤチェーンを　少なくとも1セットはトランクに積んでおくことをお勧めします。


>>推理クイズです。（応用）もご覧ください。